再会

プリがいた。
私はONするとき、二条(君主)で入り、その後、他キャラクターでリスタする。
二条は倉庫状態になっており、血盟員は自分のみだ。
友人登録を呼び出し、誰がいるか、確かめている。
昨夜は、プリが来ていた。
クラン解散して3,4日後から、プリはONしなくなっていた。


30分ほど話をした。
リネが恋しくなったわけでも、便箋チェックの為でもないらしい。
「暇だったから」
そう言っていた。


プリが落ち、私も落ちた。
彼はもう、君主ではない。
彼を「プリ」と呼ぶのも、もう私だけだ。
呼ばれた時、違和感を感じたようだった。
彼は私に、プリとしてではない単なる一プレイヤーとして、言葉をくれた。
今、思うことを、少し話してくれた。


昨夜、私はONするつもりなどなかった。
ONしても、会いたい人はいないに違いなかったから。
けれど、ONする。
時があれば、少しでも。
こんな私でも、必要とされているのなら・・。
そして、信じてもいたいから。
可能性は限りなく0%に近くとも、0%ではない。