学生時代

この時期、私は夏休みの課題を一生懸命していました。
夏休みを堪能する為、何としてでも日記以外は7月中に終わらせようとしていましたね。
「宿題なんて気にしない」
なんて言う人もいますが、羨ましい限りです。
私は他人に蔑まれるのに耐えられない性質でして
「宿題終わってないの?」
と、親や先生、周りの大人に言われることが嫌だったんですよ。
言われた時
「もう終わってますよ」
と、済ました顔で返事したかった。
・・嫌な子どもですね^^;


自己の馬鹿さ加減を知っているからこそ、それを指摘されることが大嫌いだった。
だった、ではないか。
今も、ですからね。
「これ、できないの?」
そう言われることに耐えられない。
私は常に大人といました。
同世代の子どもはとても素直で、正直で、共にいられなかった。
大人が私に聞くことは予測できた。
勉強を頑張っていれば、傷つけられることは、ほとんどない。
生活態度がよければ、もし失敗しても、相手を怒らせたとしても、道徳的に私は許され、叱られる事はなかった。


世の“優等生”が、皆こうだとは思わない。
むしろ、こんな考えで“いい子”で居続けたのは私くらいかもしれない。


“いい子”の難点を言えば、
「何を考えているのか分からない」
ことかもしれません。
表向きは理想の子どもをやっていて、けれど、彼らの好み、志向が読めない。
常に正しいことをしようとする。
紡ぐ言葉も、善いことばかり。


私が愛する方々と言うのは、私を傷つける方ばかりだ。
「何考えてるの?」
「自分の意見はないわけ?」
「どうしたい?」
“いい子”にとって、この言葉は禁句だ。
それに対する答えは、“いい子”の中にはない。