スピッツ好き

ウサギって、ホントかわいいですね。
いえ、うちにはいないのですが。


姉弟に兎好きがいるんです。
昨年暮れ、大事にしていた兎に逝かれてしまったらしく、毎日毎日泣いていました。
どうしたものかと思っていると、ある日、黒兎が僕の家にやってきたのです。
「マサムネさん・・?」
僕のシャツを一生懸命シワ伸ばししている彼の代わりに、叔母さんが名前を教えてくれました。
マサムネ・・どこかで聞いた響きです。


「ネットでウサギを見とったら、亡くなったチェリーにそっくりな子がおったんよ。
 で、あの娘が『どうしても、この子が欲しい!』って泣くもんやから、すぐ新幹線で名古屋まで行ってしもたわ」
「え・・?
 チェリーって黒じゃなかったですよね?」
「そうなんよ。
 チェリーにそっくりな子はおったんやけど、チェリーの我儘さもそのままな子でね。
 あまりに似過ぎて思い出すからって已めたんよ」
「で、性別も別のにした、と?」
「あぁ、それは偶然w
 その子が2番手にかわいかったし、性格も甘えん坊でチェリーと違う魅力放っとったんよ」


チェリーにマサムネさんか・・嗚呼、そうか!
行儀の良いマサムネさんを撫でながら、従姉弟も可愛いことをするなと思いました。
好きな人の名前をつけるなんてねw