忘れてしまう

自分は冷たい人間だと思っているのですが、その最たる理由というのが知り合った人たちの事を忘れてしまう事だ。
そこそこ仲良しである、人気者で僕の会話にもよく名前が出る、短期間だが付き合ったことがある又は告白したことがあるetc・・その程度だと90%忘れてしまう。
それも、割と早い時期に。
学生だった頃は夏休みを挟んだだけでクラスメイトの半分以上を忘れていた位だ(名前だけでなく顔まで)。
忘れたいと思っているわけではないし、最初から覚えていないわけでもない。
毎日視界に入っている内は、全く話したことがない人でも知りえる限りの情報を覚えている。
どうして忘れるのか?
他人に興味を持てないから?
自分の中で特別な人でなければダメ?
理由はともあれ、これってかなり厄介な性質だ。
道を歩いていて「久しぶり!」と言われても、ほとんどの場合、相手の事が分からない。
というか、知らない人だと思っている(怪しい勧誘かとも疑ったりする)。
で、そういうとき、長い話になりそうなら、話を合わせたりはしない。
本当に知らない人であるかもしれないからだ。
分からないことを伝えて、その人自身の事を思い出させてもらう。
学生の頃も忘れることが多くて、前学年で同じクラスだった人に話しかけられて『この人、親しそうに話してくるけど同じクラスとかなったことあったかな?』ということもあった。


怖いのは、今の知り合いをいつか忘れてしまうかもしれないということ。
忘れたくない。
でも、きっと自分は忘れる。
だから、僕はweb日記以外に手書きで日記をつけている。
手で書く方が覚えるから。
・・やっぱり忘れて、日記を見ても「知らない人の事が書かれてる」と自分で思ったりもするけれど。
どうしたら忘れない?
ずっと知り合った全ての人と交流を続けることなんて出来ないよ。
でも、ホントは忘れたくないんだ。