08 可憐な姫に輝きを
私は話した。
大切な恋人がいること。
そしてその恋人もリネユーザーであることを。
リネはゲームだけれど、そう考えなくてはならない理由は、私と恋人のためだ。
彼女との結婚をゲームと思えなければ、することなどできなかった。
「話してくれて、ありがとう^^」
「・・・・・」
「二条、泣いてる?」
「どうして私が?w」
「打たれ弱いプリだからw」
「w」
本当は泣いていた。
独り、部屋にいると、涙は遠慮なく流れてくる。
悲しんでいるのは、苦しい思いをしているのは、彼女なのに。
「あ〜ぁ、いい人見つけたと思ったのになw」
2人だけの聖堂。
愛を誓うその場所で、愛さないことを誓うことになるとは思わなかった。
「振ったお詫びとして、私のお願い1つ聞いて」
「何かな?」
もう連絡はするなと言われるのだろうか?
それとも・・。
「これからも、お暇だったら一緒に遊んでね^^」
「え?」
「大丈夫、二条よりいい人見つけるからw
だから、これからも相談乗って欲しいの」
「・・了解、姫^^」
彼女と話をしてから、半年が経とうとしている。
現在、彼女にはリアル恋人がいるらしい。
以前より共に狩へ出かける機会は減ったけれど、幸せそうな彼女からの便箋やwisが届くことは嬉しい。
すずらんのように可憐な姫。
貴女の笑顔がいつまでも輝き続けますように。