『COCOLON』ファミコン

“スーパー”ファミコンではなく、ファミコンのソフトです。
ジャンルはアクションゲームで、隠れた名作ってこういう作品を言うのではないかと思います。
僕も中学か高校か位の時に友人に借りてやって、それきりゲーム専門店でも見たことがありません。
僕が借りた時も中古商品でかなり安かったそうなので、当時でも数年前の作品だった可能性ありです。
見つけたら買い!なのですが。
もう数年(下手したら十年以上前?)も前にやった作品なので記憶も怪しいのですが、紹介させてくださいね。


今回は長文ですので、紹介順番をここに記載。
読んでいただける方いらっしゃいましたら、下記を参照に、お好きな部分だけ読みすすめ下さい。
1.ゲーム特徴
2.キャラクター作成 組み合わせるときの重要事項
3.キャラクター作成 各パーツについて
4.キャラクター作成 僕によるカスタマイズ
5.物語りについて(ネタバレ)
6.ゲームの欠点


【1.ゲーム特徴】
1.キャラクターを自分で作れる。
2.ボスを倒すごとに、新しい仲間(キャラクター)を製作でき、最終的に6キャラクター動かせる。
3.武器が成長する。
4.作成したキャラクター順番が後半ゲームを左右する。
5.物語りが三部構成。


当時、アクションゲームでキャラクターを作成、しかも成長する、なんていうのが新鮮でしたね。
今でもあるといえばあるのですが、ココロンより↑だと思える作成システムは出ていません。
僕の感想はともかく、作成についての説明を。


【2.キャラクター作成 組み合わせるときの重要事項】
1.作成部位は大きく3つ。フェイス、ボディ、アームズである。
2.それぞれのパーツ種類は8種ずつ。
3.パーツには、それぞれ異なった重さと攻撃力or防御力がある。


作成で何より重要なのは、合計の重さだと思います。
重すぎるとジャンプ力がなさ過ぎて、通常ステージさえ進めないことも。
また、スピードも遅くなるので、敵の攻撃もかわせません。
しかし、軽すぎるのも問題。
一番軽い設定にすると画面↓からジャンプして、画面↑に頭をぶつけます。
そして、恐ろしく速いのです。
敵を避けようと(もしくは、ただ移動しようと)ジャンプするのも命がけで(防御力もなくなるので)、一度でも敵に接触すればやられてしまいます。


【3.キャラクター作成 各パーツについて】
フェイスとボディは、デザインが2〜3種類(性能は同じ)あります。
パーツ種類は以下の通り(記憶違いならすみません)。
各パーツ、重い順で記載しています。
ちなみに、空を飛べる高さは重さが関係し、時間内であれば低さは何度でも加減が可能です*1


フェイス☆()は体力 →スーパーアイテム効果
ファイター(16) → 一定時間無敵&体当たりダメージ
ロボット(16) → 体力全回復
モンスター(12) → 一定時間、攻撃力が最大(10)
エイリアン(4) → 一定時間、斜面でも立てる
ヒーロー(12) → 一定時間、武器レベルが最大
忍者(8) → 一定時間無敵
ゴースト(8) → 一定時間、空を飛べる
?(4) → 上記の内、いずれか発動


ボディ☆()は体力 →特殊性能(表記のないものは特殊性能なし)
アーマー(24)
ジェット(16) → 一定時間、空を飛べる
タンク(20) → 斜面でも滑らない
サイボーグ(20)
ボート(12) → 水に沈まない(浮かぶ)
バギー(16) → 移動速度が速く、自動で前進。斜面では上に行き、崖に来るとジャンプ。
ウィング(8) → 一定時間、空を飛べる
?(4) → 上記の内、いずれか発動


アームズ☆()は攻撃力 →特性*2
クリスタル(2) → 斜め上に発射され、弧を描き地面に落下し、地面と接触すると割れて左右へ飛んでいきます。最大Lvで、斜め前上三方向へ発射されます。
ブーメラン(6) → 前に発射され、戻ってきます(射程は短い)。最大Lvで、斜め前上二方向にも発射されます。
フラワー(2) → 斜め上に発射され、弧を描き地面にフワフワと落下。最大Lvで、斜め上三方向へ発射されます。
手裏剣(4) → 前に発射(発射速度はボール以上?)。最大Lvで、後ろ、上にも発射されます。
パラソル(3) → 前に発射され、途中から空に向かって上昇。最大Lvで、三つとも前に発射、縦三列で上昇します。
ボール(4) → 前に発射。最大Lvで、斜め上二方向にも発射されます。
ペンシル(3) → 前に発射。最大Lvで、三つとも前に発射、横三列に真っ直ぐ並んで分かれます。
メロディー(3) → 前にフラフラと発射。最大Lvでどうなるかは忘れました^^;


【4.キャラクター作成 僕によるカスタマイズ】
さて、実際に僕が製作して気に入っている組み合わせはこんな感じです。
必須、とあるのは、ゲームクリアしたいときに必ず作る、という意味。
必須モノは、作成順番も決めています。

ヒーロー、サイボーグ、ボール☆必須!
重さ:504 体力:32 攻撃力:4
作成順番:1〜3番
グラフィックはサイボーグ009(だっけ?)っぽい。
少し重くなりますが、どのステージも移動可能な程度のジャンプ力はあります。
体力もあり、攻撃力も並以上、武器発射方向も使い勝手がよいのが特徴ですね。


ヒーロー、ウィング、手裏剣☆必須!
重さ:350 体力:20 攻撃力:4 特性:空が飛べる
作成順番:1〜2番
グラフィックは無視しましょう(かわいいと言えなくもないが・・)。
ジャンプ力・移動速度ともに並以上で、空を飛べるのが利点です。
体力の無さは敵を素早く倒すことで補いたいところですが、ブーメランでは重い&射程が短い為、手裏剣がいいと思います。


モンスター、バギー、ペンシル
重さ:437 体力:28 攻撃力:3 特性:バギー特性
グラフィックは意外とかわいい。
重さの割に移動速度は速く、ジャンプ力も並で体力もあり、崖が少なく斜面の多いトランプ城では一番使いやすいです。
ペンシルも最終Lvになれば、上からの攻撃は80%防げます。


?、?、メロディー
重さ:68 体力:8 攻撃力:3
一番軽い組み合わせなので、画面の端から端まで飛び廻れ、最速で逝けます(笑)。
ステージクリア不可というわけではないけれど、最終戦には使えません(怖くて)。


【5.物語りについて】
前の方で述べたように、この作品は三部構成です。
1.夢の冒険
2.仲間探し
3.最終戦


1.夢の冒険
プレイヤーは、夢の魔法使いテイパーにお姫様を助けに行く夢を提供されます。
姫をさらった犯人は不明なので、家から行く事ができるステージ(5種)の好きな場所へ行き、そのステージのボスと戦うことに。
ボスを倒すと姫についての情報がもらえます。
全てのボスを倒すと姫を救出!


意外なのが、移動が徒歩、ということ。
ステージクリアをしても、キャラクターがいる位置はそのステージのボスの部屋なのです。
同じ道を逆に歩いて家に帰るも、その場所から別のステージまで歩くのも、プレイヤーの自由。
ただ、このステージからステージへの移動も命がけだったりします^^;
ボス達も一度倒すと仲良くなることが出来、また、暴走していた理由も教えてくれます。
ハーベストムーンのステージが一番易しく、トランプ城が一番難しいかな。
なので、武器のレベル上げはハーベストムーンステージがお奨めですね。


2.仲間探し
姫を助けると、作成したキャラクターたちが何者かにさらわれます。
実は、犯人はテイパーで、姫をさらったり、夢の住人を脅したりしていたことが発覚。
プレイヤーは全ての仲間を助け出し、夢の住人も救うことになります。
第二部をクリアすると、第一部で助けたココリンの兄ココロン(夢の妖精)も助けられます。


ここは一本道のステージが順に5ステージ分用意されています。
ステージごとに使用キャラクターを選べるのは第一部と同じなのですが、キャラクターはさらわれているので、最初に作ったキャラクターと、助け出したキャラクターしか使えません。
この章で始めの方に使うキャラクターは、早めに作成しておくのが無難ですね。


3.最終戦
ココロンの話では、テイパーは夢を食べるバグで、成長したこの夢を今、正に食べようとしているのだとか。
そんなことをされるとプレイヤーも一生眠ったままになってしまうので、こりゃ大変とテイパーを倒しに出かけます。


ここは途中でセーブすることが出来ず、その割にとっても長い道だったりします。
ステージ途中ではキャラクター変更が出来ないので、ジャンプ力が移動可能なくらいはあり、体力もあるキャラクターを選ばないときついです。
せっかくボス(テイパー)の場所まで行けても、そこで逝っては、またステージ最初から、ということになってしまいます。
雑魚キャラの強さでも分かりますが、テイパーは鬼のように強いです。
さすがラスボス、というか、犯罪スレスレ。
それだけにクリア後はとても清清しい気持ちになれます。


【6.ゲームの欠点】
さて、長々とココロンの素晴らしさについて語ったわけですが、欠点もあります。
1.ゲーム自体が稀少で、手に入りにくい
2.難易度が高め
3.パッケージがピンク一色なので、買うのが恥ずかしい


発見できたことが無いので、実際に恥ずかしいかは兎も角、これでは男性客は引いてしまう気がします。
内容はそんなに乙女チックでもないのに・・。
難易度は御愛嬌かな?
アクションゲーム好きな僕には良かったけれど、一般受けを狙うなら下げないと、第一部もクリア前に飽きられてしまうかも。

*1:飛んでいる間、高さは横直線状に移動可能。ジャンプ後、高さを調整(ジャンプ力より高くは設定不可)できます。

*2:レベル2までは攻撃力が上がるだけ。レベル3から一度に出せる武器数が一つずつ追加されます。種類により、武器の飛んでいく方向は違い、最大レベルで三方向に発射します。