恋愛について思うこと色々


①過去に好きになった人を嫌いにはならない。
②もし嫌いになって会わなくなったとしても、それは今のその人が嫌いであって、好いていた時のその人は、ずっと好きなままだ。
③好きになった人は好きだが、好きになった人に似ている人間は好きになれない。(嫌いというわけではない)

①は、どこかの本で読んだ台詞。
②は、過去の恋愛に囚われている先輩に向けて感じたこと。
③は、私の感じていること。
誰かを好きになる、という感情は、無理に失くす必要がないと思います。
たとえそれが道徳的によくない感情であったとしても*1、想う事に罪はないと思うし、想わないようにするのは辛いことです。
ただ、行動に移してよいか、となると話は別ですが。
人を好きにならないように、昔の人に囚われている自分の方がいいんだ!、という考えを持ちたくないなと思っています。
思っているだけで、そのことを考えると苦しくはなります。
けれど、他人に対して言える言葉を、自分にもかけたいのです。


私の知り合いに、我儘な心を持った人がいます。
先に言っておきますが、私はその方を非難するつもりもなく、その思いが悪いとも思っていません。
何故なら、想うことは悪くないと考えていますから。
その方は、過去に自分を好きになってくれた人にはずっと好きでいてもらいたいと思っていて、けれど自分はその人以外の人に目が行ってもいいはずだという考えを持っています。
誰でもいいから自分を一人にしないでくれていて、自らの想いが叶えば忘れてしまう、けれどもし一人に戻ってしまったら、その時は傍に、という気持ち。
私はその方を可愛いと感じています。
特別な感情を持ったりはしませんが、嫌いではありません。
学生を卒業してすぐくらいでしょうか、私がそういう考えの者でした。
過去の私を見ているようです。


削れていく感情があって、それは例えば、過去好きだった人を感じるもの全てに触れたくないという感情。
「新しい恋が、心の傷を癒してくれる」
なんて映画の台詞だと思ったりもするのですが、あながち間違いでないかもしれません。
人を好きになると人間は変わるもので、それが幸せな方向へ進めば、怖いものも無くなるかもしれないと思うのです。
それは他人の自らを傷つける言葉や態度にも通じます。
自らの胸をえぐろうとするナイフがあって、それをどうするのかと同じように。
普段なら怖さですくんで傷付けられるだけなのに、ナイフをコンニャクに感じられたりする。
私も、もっと変われるはずです。

*1:浮気や不倫等